わたしは、ほぼ生まれた時から、アトピーで全身を掻きむしっていました。 そんなとき、よく、母に「なでなでして……」。 そうやって、やっと、やっと寝つくことのできた——そんな毎日でした。 だから、痛いところに、思わず手を当てる。お腹が痛いとき、誰かが手を当ててくれた。あの安心感を、わたしはいつまでも覚えていますし、大切にしたいと思っています。 「手当て」は、いちばん古いケア "手当て"という言葉は、文字どおり、手を当てること。特別な道具も技術もいらない、人がいちばん古くからしていたケアです。 なぜ、手を当てる ...