あなたは、マインドフルネスと言う言葉を聞いたことがありますか?
わたしは、セラピストとして、海外を武者修行中に、瞑想やヨガにも、深い興味を持って、実際に、インドやヨーロッパでも、体験したり、学んだりしました。
瞑想というと日本では、座禅(ぜん)が一般的ですが、海外では、まだ、瞑想、ヨガ、座禅の区別さえ一般的には知られてなくて、当時は、わたしが、瞑想やヨガ、座禅を学んでいると言えば、なんとなーく神秘的に感じられていたんだと思います。
マインドフルネス瞑想の方法の種類
マインドフルネスは、インド発祥のヨガをベースに、主にアメリカで独自の研究がなされました
元々あったものも含めて、今では行動と認知に目を向けていく観点から実は、たくさんの方法があります
1)一般的なのは、呼吸をする、食べ物を食べるなど、自分の身体の中で起こっていることに意識を向ける方法
2)手を動かし、体に触れその感覚に意識を向ける方法
3)歩きながらする方法などがあります
いずれにしろ、動作と感覚、思考と感情など、普段は意識することのない自分の身体の内側で起こっていることに意識を向けることで、「今、この瞬間」を感じることで「心の整理」がなされます
近年は、日本の医療現場でも、臨床に取り入れられて「うつ病」の再発症が減ったと報告されています
マインドフルネスの効果
1)不安や心配などのストレスが気にならなくなっていく
これは、もっとも、期待されている効果だと思います。
マインドフルネスの研究を広めたのは、1979年にアメリカのマサチューセッツ大学でジョン・カバット・ジンですが、彼は、禅を学び、ストレス低減法として、研究機関をつくりました
心理療法の一つとして、トラウマやうつなどの治療に取り入れたのです
2)スポーツなどの向上が見込まれる
オリンピックのアスリートにも、メンタルトレーナーが指導しています
当院にも、プロ、アマ問わず、たくさんのアスリートが取り組んでいます
3)整体やマッサージの中に取り入れることで、施術の効果を高めることが出来る
施術の中で、呼吸法や、意識や感情の向け方のお話したりしています。
瞑想というと、ひとりで山にこもって3年とか、座禅を組む、、、(笑)
そんな昔気質の方もいるかもしれませんが、
実は、瞑想で最も効果的なのは、誘導法なのです
自分で瞑想しようと思った瞬間に、ヒトは、無意識に身体が反応して、緊張してしまうのです
なので、初心者の方ほどつまづくのが、瞑想って、これでいいの?
といつまでも実感できずに、そのうちあきて止めてしまうのです。
瞑想の目的は、いまだに「無になること」とか言っている人もいるかもしれませんが、ヒトは無にはなれないのです。
マインドフルネス瞑想の目的は、いつも無意識に向けている過去の不安、未来の不安を「今、この瞬間」に戻して「心の整理」をすることです
分からなかったら、マインドフルネス瞑想の極意は「今、この瞬間を楽しむ」と覚えておいてください。
わたしが、提唱している意識医学は、肉体と潜在意識の統合療法です